2012年06月08日
4月、5月のこと
とうとう4月、5月がまとまってしまいました。と言うことでレースシーズンも本格的になった2ヶ月を振り返ってみます。
まずは4月14〜15日に鈴鹿で開催されたフォーミュラ・ニッポン。予選はダンデライアンの2台が好調で伊沢選手がポールを獲得し2位には塚越選手。
決勝は中盤にトップに出た中嶋一貴選手が優勝。昨年のオートポリス以来の2勝目を飾りました。
25日からはアウディS6、S7の国際試乗会でミュンヘンに行ってきました。ここはアリアンツ・アレーナ、先日のチャンピオンズリーグでバイエルンとチェルシーの試合が行われた場所です。
試乗、撮影はミュンヘン郊外へ。グリーンがきれいです。今からヨーロッパは一番良い季節になりますね。
連休中にはザ・ビートルを都内で撮影。先日創刊した「NAVI CARS」に掲載されました。「NAVI CARS」は「クルマのある生活を愉しむための自動車ライフスタイル誌」です。ぜひご覧ください。
ビートルと言えば、先代の取材でメキシコの工場まで行ったことを思い出しました。
ゴールデンウィーク恒例の富士のSUPER GT第2戦、スタート時とゴール直前の雨に荒れたレースとなりましたが、優勝は脇阪・石浦選手組のサード・レクサス430。チームを移籍し、最近優勝から遠ざかっていた脇阪選手の喜びの表情が印象的でした。
GT300は初音ミクZ4、こちらも雨が降ってきた悪コンディションの中、着実に順位を上げての優勝でした。
5月12~13日はフォーミュラ・ニッポン第2戦のもてぎです。ポールポジションからスタートしたロッテラー選手がオリベイラ選手とのバトルを制し優勝しました。3位の中嶋一貴選手は昨シーズンのフォーミュラ・ニッポン復帰以来、全てのレースで表彰台に乗っています。スゴイことです!
26~27日はフォーミュラ・ニッポン第3戦、九州オートポリスで開催です。好調な塚越選手がポールポジションから完璧なレース運びで初優勝を飾りました。2位には同じダンデライアンの伊沢選手。ワンツーフィニッシュでご機嫌な村岡監督です。
さて、明日(もはや今日です)はSUPER GT第3戦のためマレーシアに向かいます。月曜日の朝に戻り、翌日からはいよいよル・マンです。
ハードな日程ですが、とっても楽しみです!また報告しますね。
2012年04月11日
3月のこと。
Facebook、Twitterを始めてからブログの更新がおろそかになりますね。元々、サボリ癖があるので一概にそれが原因ではないような・・・。
ということで、3月の出来事をまとめてお伝えします。
まずはJRPA写真展。皆様に支えられ3月5日に無事終了しました。足を運んでいただいた方々、ありがとうございました。
そして8日はアウディA6アバントの試乗会にお邪魔しました。
今はA4に乗っているので、一回り大きいサイズが魅力的です。機材もタップリ積めそうだし、走りもスタイルも新しくなる度に洗練されていきます。仕事で使うなら、今確実に欲しいクルマの1台です。
14日からは初めてのヨットレース取材のため、ニュージーランドに出かけました。このレース、ボルボがスポンサーとなっている「Volvo Ocean Race」と言い、なんと9ヶ月間で世界一周のレースを行うのです。参加しているのは6艇、1艇10億円以上、チームの予算は60億円から70億円とか。スペインをスタートしアフリカ、中国を寄港し、今回ここニュージーランドのオークランドに寄港したわけです。
この写真は金曜日、青い空と暖かい日差しに大満足でした。このテレフォニカ号にも乗船させてもらい気分は最高でした。
翌日の土曜日は内湾を使ったインポートレースです。時間はおよそ1時間ですが、昨日とは違い美しいヨットはまるでレーシングカーのように表情が変わりました。バックの塔はオークランド・タワーです。
そして日曜日はオークランドからブラジルまでの気の遠くなるようなレースがスタートしました。天候も悪くなり風も強くだいぶ海は荒れています。長距離レースですが内湾でもバトルが始まります。
実は今回の撮影、プレスはタグボートのようなもので追いかけるのです。波が大きく、立っているのもやっとで、膝をつき、ボートから落ちないように撮影します。ライフ・ジャケットは着ているものの、命綱があるわけではなく、かなりいい加減です。自分のことは自分で責任を持つという考えですね。
そんな中、酔い止めを飲んでいたこともあり、最後までテンション高く楽しく撮影ができました。
翌月曜日はお約束の「雨」、それも激しい雨が1日中。ボルボV60のオーシャン・レース特別仕様車でニュージーランドを満喫するはずだったのですが・・・。
22日はアウディ・ジャパン主催のモータースポーツ発表会に出席しました。今シーズンからSUPER GTにR8が4台出場します。そのお披露目と今シーズンのル・マンを含むAudiSportの体制発表です。ドライバー達も集まり、いよいよ開幕が近づいてきた感じがします。
このクルマは、333台限定生産のアウディR8 GTスパイダーです。大喜多社長と並ぶのは21号車のR8に乗るスイス人女性ドライバー、シンディ・アレマン選手です。
26日はフォーミュラ・ニッポンの記者発表会でした。場所は絵画館、レーシングカーと古い建物、なかなか新鮮でした。今シーズン、4人の元チャンピオンとスポットですが佐藤琢磨選手の参戦も決まっています。きっと毎回、見応えのあるレースとなるでしょう。撮影が今から楽しみです。
そして月末は岡山でSUPER GTの開幕戦でした。数えてみるとこうして開幕を迎えるのが今年で35年目になりました。我ながら長くやってきたと思いますが、お仕事があったからで本当に多くの方に感謝しています。そしてやっぱりワクワクしてしまうのも、毎年同じです。
さて開幕戦ですが、GT500はポールからスタートした立川・平手組のSC430が最終ラップまで山本選手のHSVとバトルを繰り広げましたが、最後は立川選手がヘアピンでかわし優勝しました。
GT300も田中・平中組のアウディR8が横溝・峰尾組のポルシェ911を終盤のバトルを制し、アウディR8はSUPER GTデビューウィンを飾りました。
2012年02月24日
日本レース写真家協会写真展、開催中!
日本レース写真家協会(JRPA)の写真展が昨日より始まりました。場所は六本木、アクシスビル地下1階「SYMPOSIA」というギャラリーです。3月4日まで11時から19時までオープンしています。(27日は18時まで)
それぞれの会員が昨シーズンに撮影した渾身の1枚を展示しています。
初日の昨日、朝1番のお客様は、レーシングドライバーの中山友貴選手と中嶋大祐選手でした。やはりドライバーは何でも1番が好きなようです。実際、走っている方たちに写真を見ていただけることは我々もたいへん励みになります。お二人、ありがとうございました。
さて、今回の写真展、いろいろなイベントを用意しています。明日の土曜日は16時より脇阪寿一、伊藤大輔、山本尚貴の3選手をお迎えし、日本モータースポーツ記者会の高橋二朗会長の司会でトークショーを行います。普段のトークショーと違うのはそこに私と三橋会員が加わります。写真をキーワードにどんな展開になるか、皆様ぜひお越しください。
翌日の日曜日は、フォトグラファーのトークショーも予定しています。詳細はJRPAホームページをご覧ください。
2012年02月16日
ニコンプラザ新宿に、D4で撮影した写真を展示!
ニコンプラザ新宿のサービスセンター内の新宿フォト・プロムナードと呼ばれる一角に、ニコンD4で撮影した写真を今日から3月末まで展示しています。
大西 靖氏と二人で合わせて15点です。
内容はCP+でも展示させていただいたアウディR8と今回はフォーミュラ・ニッポンの写真も9点あります。
D4の解像力、高感度、そしてAFの良さもわかっていただけると思います。
大阪のニコンプラザでも3月1日から展示予定です。
お時間のある方はぜひご覧ください。
2012年02月11日
CP+、ニコンブースに写真展示
今年で3回目となるCP+、パシフィコ横浜で開催されるカメラショーです。毎年多くのカメラファンが訪れるこのイベント、今年も多くの新製品が展示されました。
ここニコンブースは先日発表された「D4」「D800/D800E」を見ることができるので大賑わいです。
そのニコンブースの一角に私がD4で撮影した写真が3枚、展示されています。アウディR8の並走写真です。夕方の暗い時間、本来ならなかなか撮りにくい時間なのですが、高感度を生かしたD4ならではの写真です。
パナソニックのブースではJRPA会員の、田村 弥君がセミナーを行っています。モータースポーツ写真の撮り方をわかりやすく教えています。このような場所でモータースポーツの楽しみ方を伝える機会をいただき嬉しい限りです。
このCP+、日曜日までですが、お時間がある方はぜひ覗いてみてください。
2012年02月02日
SEVENth、リリース!
2011年12月31日
2011年を振り返る その6 カレンダー編
ボルボの2012年のカレンダーを撮影させていただきました。普段クルマを撮っているフォトグラファー6人にそれぞれ2ヶ月分、クルマは指定されるものの自分の好きな場所で好きなように撮っても良いという素晴らしい企画です。私は1枚は雨の中のWTCCマシンのC30。そしてもう1枚はV70を撮影しました。
イメージは夕陽、もしくはその後のマジックアワー。撮影は9月後半でしたが、その前に一度ロケハンに出かけました。狙った場所は青森県の日本海側。夕陽の沈む位置、クルマは置けるか等々、なかなかこれだという場所が見つかりません。
結局、決めた場所は深浦町の千畳敷海岸。この写真は撮影初日ですが、イマイチ決まらず、翌日再度トライしました。それが正解でイメージ通りの陽になり、カレンダーの写真になりました。
また、この時撮った別カットが、今月号のCAPAの特集、「最高画質フォトギャラリー&画質のこだわりポイント」に掲載されています。インタビューも載っていますので、ぜひご覧ください。
さて、間もなく2011年も終わろうとしています。本当に今年は悲しい年でした。震災によって多くの方たちが犠牲となり、また私も義理の父、親しい仕事仲間との別れもありました。
来年は明るい年になることを願っています。皆様、よいお年をお迎えください。
2011年を振り返る その5 海外試乗会編
マレーシアのSUPER GT取材から戻った翌々日、1泊2日で上海サーキットで行われたマセラティ・グラントゥーリズモMCストラダーレの試乗会に行ってきました。最速のグラントゥーリズモ、いろいろな雑誌、Webでご覧になったかもしれません。たとえばWebCG。
私にとって初の上海。ものすごく進んだ部分とそうでないところのアンバランスが想像以上に不思議なところでした。泊まったグランドハイアット上海の部屋の窓から見る景色はまるで雲の上。正に地が足に着かない感覚でした。
翌7月は富士S耐とSUGOのSUPER GTの間、月曜から金曜の5日間、イタリアのトリエステでマセラティ・グランカブリオ・スポーツの国際試乗会に出かけました。
今回、素晴らしい天気も味方して本当に過ごしやすく、オープンカーの試乗には最高でした。
ホテルの窓からの景色。やはり上海より落ち着きますね。
2011年を振り返る その4 WTCC編
10月20~21日は鈴鹿WTCCに行ってきました。昨年までの岡山から鈴鹿・東コースでどんなレースになるのか興味津々でした。
日本では4回目で初のドライコンディションのレースとなりました。
第1レースはスタートで激しいクラッシュもあり、ひどいダメージを受けたBMWのトム・コロネル選手でしたが修復し、第2レースではライバルたちを押さえ、見事に優勝を飾りました。
手荒い祝福を受ける、日本ではお馴染みのトム・コロネル選手。相変わらず明るいキャラクターでした。
この超スプリント、これぞレース。毎年、楽しみです。
2011年を振り返る その3 Super Taikyu編
今年はSuper Taikyuシリーズにも足を運びました。開幕戦は東日本大震災の被害を受けたスポーツランドSUGOで5月28~29日に開催されました。SUGOに行く前には、こんなに早く被災地でレースを行って良いのか、複雑な思いでした。このスタートシーン、シャッターを切りながら、レースが撮れる喜びを感じたことを思い出します。
今シーズン、初登場のアウディR8LMS、ST-Xクラスはただ1台の参加だったので、もちろんチャンピオンを獲得。そしてフォトジェニックなこのマシン、私が審査しているカメラ雑誌「CAPA」の流し撮りGPでも、R8を撮った作品の応募がたくさんありました。
ST-1クラスは今年もチャンピオンはゼッケン1のBMW Z4でした。同じカラーリングのこの2台、いつも編隊走行で我々を楽しませてくれます。
来シーズンはZ4からGT3のメルセデスSLSにスイッチするそうです。これは楽しみです!