2008年02月25日

1980年のこと

もてぎ2早朝からツインリンクもてぎで撮影がありました。順調に進み昼過ぎには終わったので、コレクションホールを覗きに行きました。2枚の写真、僕が1980年に接した2台のクルマです。まずほラルト・ホンダ。80年にホンダがF2にカムバックしたときのマシンです。このマシンを追いかけ、ひと月以上、ヨーロッパに行ってました。展示車はドライバーがジェフ・リースになっていますが、僕が最初に撮影した、オランダ・ザンドボールトでは若きナイジェル・マンセルが復帰3戦目で5位になったことを憶えています。興味のある方はCAR GRAPHIC 1980年10月号を捜してみてください。

もてぎ1もう1枚はS800。80年に手に入れました。色はレッド。CGのユーズドカーのページで見つけ、当時S800のオーナーだった、吉田匠さんと一緒に大阪まで見に行き、即決で乗って帰ってきました。決め手は短いストロークの気持ち良いシフト・フィーリング。残念ながらレース資金になってしまい、短い期間しか乗ることができませんでしたが、ある意味ホンダ・スポーツの原点を経験できたことは今でも良かったと思っています。
そのS800、譲ったのはホンダの研究所の方。フルレストアして、今でも元気だそうです。クルマにとって、僕が持っているより幸せですよね!

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この記事へのコメント
小林さん
こんばんは。福岡の街から、猫バスです。
今日はとても寒い一日でしたね、お仕事お疲れさまでした。

ラルトホンダ、シルバーストーンからエンナ、ザントボールドへと現在もご活躍のQさんとヨーロッパを飛び回っていらした記事と映像、覚えていますよ。
あの時、CGを読んだから、いま、この自分がある、そう思います。

80年代、編集部で「ワニガー」が流行った頃でしたね(笑)。

小林さんの、美しい映像で紹介していただけるクルマたちもとても幸せ、であると思いますよ。
ありがとうございました。

Posted by 猫バス at 2008年02月26日 23:28
猫バスさん、こんばんは。
思い出していただき、光栄です。
まさしくQさんと一緒の初ヨーロッパ取材でした。見るのも、聞くのも初めてで相当刺激的な毎日を送っていました。
イギリスGPに始まり、オランダ、ドイツ、イタリアとかなりハードなスケジュールでした。
今と違って、ヨーロッパも遠く、1度行ったらいくつもネタを仕込まなくてはならず、ひと月位は当たり前でした。終盤はだいぶ辛かったのですが、今となっては貴重な経験でした。
Posted by 小林 稔 at 2008年02月28日 19:55